STORY[あらすじ&用語集]

第8話 『高所の決定者』

武蔵と英国の教導院間会議に乱入してきた三征西班牙の立花・◆とベラスケス。両者の同盟に反対するベラスケスは、武蔵に疑問を投げかける。何故ホライゾンのときと同じように、英国と戦争をしてでもメアリを処刑から救おうとしないのか? さらに、続けて現われたP.A.ODAの前田・利家も、武蔵への攻撃を命じるよう英国に迫る。――はたして、妖精女王・エリザベスはどのような判断を下すのか?

※◆は門構えに言

【用語説明】

■P.A.O.M.(ぴーえーおーえむ)
 P.A.ODAの主教導院。P.A.M.と呼称されることもある。

■傭兵王ヴァレンシュタイン(ようへいおうヴァレンシュタイン)
 三十年戦争における主要人物の一人。

■三十年戦争(さんじゅうねんせんそう)
 M.H.R.R.の内乱から始まり、各国を巻き込んで現在も継続中の戦争。史実では、神聖ローマ帝国を舞台にプロテスタントとカトリック間の宗教戦争として始まり、最終的にはヴェストファーレン会議によって決着した。

■癒使(イスラフィル)
 五大頂が与えられた武装の一つで、治癒の力を逆利用した、霊魂の保持と展開の能力を持つ。

■加賀百万G(カガ・ミリオネンガイスト)
 前田・利家が使用する癒使によって呼び出される死霊の軍団。

2012/08/27

第7話 『広間の語り部』

倫敦塔を出た点蔵の前に現れた傷有りは、エリザベスが変装した偽者だった。そこへ現れる本物の傷有り。エリザベスが呼んだ名から、その正体が"重双血塗れ"メアリであり、エリザベスとは双子の姉妹であることが判明する。とまどいつつも、見送るしかない点蔵。しかし、アデーレによってメアリの処刑の秘密が明らかに。そしてその夜、ついに武蔵と英国の教導院間会議が開催され、同盟の行方は正純に託された……!

【用語説明】

■IZUMO製表面式流体駆動器 船殻式特零六番"荒鎮波"(いずもせいひょうめんしきりゅうたいくどうき せんかくしきとくれいろくばん すさしずなみ)
 武蔵の喫水線下の外殻表面に皮膜のような海を生じさせて、わずかな時間で武蔵を出港可能な状態にする装置。

2012/08/20

第6話 『広場の男女』

梅組と「女王の盾符」による相対戦が続く中、点蔵は傷有りとともに倫敦塔へ。案内されたヘンリー八世の書斎には、神隠しの証である「二境紋」が残されていて――。一方、同人会場では、ネシンバラのもとにシェイクスピアが現れ、二人の過去の因縁が明らかになる。そして、トーリとホライゾンは倫敦市内の広場でデートをしながら、武蔵の今後の方針を定めようとしていた。

【用語説明】

■アン王妃(アンおうひ)
 歴史上では、ヘンリー八世の二番目の王妃であり、エリザベスの母親、アン・ブーリン。国王暗殺の容疑と、不義密通を行ったとして倫敦塔で斬首刑に処された。

■ヘンリー八世(ヘンリーはっせい)
 歴史上はイングランドの王で、一番目の王妃であるキャサリンとの間にメアリを、2番目の王妃であるアンとの間にエリザベスをもうけたとされる。

■キャサリン王妃(キャサリンおうひ)
 歴史上はヘンリー八世の一番目の王妃でメアリの母親。しかし、歴史再現においては病弱でメアリを産むことができなかったため、メアリは妖精に隠されたことになっている。

■カルロス一世(カルロスいっせい)
 歴史上はドイツ系の貴族であるハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝で、カール五世とも呼ばれる。ヘンリー八世と同盟してフランスとの戦争を行った。

■精霊術(せいれいじゅつ)
 空間を構成する流体を操る術。流体そのものといえる存在である精霊と意志を疎通させ、その力を借りるという原始的な術式である。

2012/08/14

第5話 『猟場の人道主義者』

シェイクスピアの劇場術式により、正純、ナイト、ナルゼ、ミトツダイラ、そしてウルキアガが結界に閉じ込められ、「女王の盾符」との相対戦がはじまった。英国の目的は、武蔵勢を倒すことによるトーリへの相対権限の獲得。さらに結界の外でも、二代や鈴&アデーレらに英国からの刺客が迫る。結界により劇場空間から逃れた浅間と喜美は、全員のフォローに回ることを決意する。果たして戦いの行方は・・・?

【用語説明】

■尼子十勇士(あまごじゅうゆうし)
 毛利と六護式仏蘭西によって滅ぼされた尼子家に仕えていた十人の武将のこと。

■リビングボーン
 「動白骨」と書く。その名の通りの動く白骨であり、動死体(リビングデッド)などと同様の存在。

■巨きなる正義・旧代(おおきなるせいぎ・きゅうだい)
 英国が持つ聖譜顕装のうちのひとつ。銀色の巨大な両手甲で、フランシス・ドレイクが所有する右手側の効果は「英国の正義を乱そうとする者は、必ず失敗する」というもの。さらに、自分に害を為す相手の意図を記憶し、相手の攻撃を先読みで失敗させることができる。

■国璽尚書(こくじしょうしょ)
 英国において、国家の象徴である印章の管理を職務とする官職。

■ウォークライ
 狼の群れが獲物を追いつめる際に用いる呼びかけの咆哮を原型とした、半狼が使用する攻撃手段。逃げる獲物を打ち倒し、ショック状態にすることも可能。

■重力刀(じゅうりょくとう)
 ウオルター・ローリーが所有する、実体の刃を持たない刀。柄のキャップを外すことで中に仕込まれた機構のセイフティが解除され、刃の代わりに双の反発重力帯が細い板状に放出される。対象物は双の重力によって切り裂かれる。

2012/07/30

第4話 『劇場の支配者』

交渉の結果、双方の利益のために合同で学園祭を行うことで合意した武蔵と英国。その夜、両国の友好のために焼肉パーティーが開かれ、トーリとホライゾンはデートをして武蔵の今後を決めることに。一方、点蔵は喜美からの要望で作った温泉に不備がないかを調べるため、傷有りとともに入浴することになってしまう。彼女いない歴=人生の点蔵の運命やいかに!?

【用語説明】

■産土契約(うぶすなけいやく)
 自分が生まれた土地の神との契約。契約すると、生命活動補助の無料加護や、幾つかの基本加護を受けることができる。

■天恵契約(てんけいけいやく)
 走狗契約の際に、ランダムで走狗を決定すること。好きな個体を選べる選択契約と比較して、安価で契約を済ませることができる。

■喜劇「空騒ぎ」(きげき「からさわぎ」)
 トマス・シェイクスピアの劇場術式「宮内大臣一座」で用いられる脚本の一篇。戦闘用舞台としての結界型演劇空間を生成する。

2012/07/30

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