STORY[あらすじ&次回予告]

第8話 『全域の支持者』

聖連側と武蔵側による相対戦の3戦目は正純とトーリの討論対決。その先攻を取ったトーリが発した言葉は、武蔵側の意見とは逆の「ホライゾンを救いに行くのはやめよう」というものだった。聖連側として主張すべき意見を言われ、困惑する正純。そんな正純にトーリは言う。「ホライゾンを助けることで、武蔵に何がもたらされるのか教えて欲しい」と。自分では出せない答えを聞くために、トーリは敢えて逆の立場をとったのだった。やむを得ず正純は持論を述べ始めるが……

【用語説明】

■厳島神社(いつくしまじんじゃ)
  K.P.A.Italiaに暫定支配されている安芸にある神社。

■焦がれの全域(こがれのぜんいき)
  「嫉妬」を司る大罪武装。他の8つの大罪武装を統括制御し、
  一つの大罪武装とする統御OSとしての機能を持ち、ホライゾンの魂に同化している。

■校則法(こうそくほう)
  聖連が取り決めた、教導院に所属する者が守るべき基本法。

■淫蕩の御身(いんとうのおんみ)
  「淫蕩」を司る大罪武装。
  攻撃能力はないが、通常駆動では所有者に向けられた攻撃を無効化、
  超過駆動ではその効果は広範囲に及ぶ。

■天動説(てんどうせつ)
  K.P.A.Italiaのガリレオが使う異端術式。
  ガリレオを中心にして、術をかけた相手を
  天体公転速度と同様のスピードで強制的に回転させる。

2011/11/18

第7話 『武蔵の騎士』

武蔵アリアダスト教導院では臨時生徒総会が開かれ、学生たちが今後の方針を決めようとしていた。ホライゾンを救いに行くとなれば、それは聖連の意向に逆らうことであり、全面戦争は避けられない。そんな中、正純、ネイト、直政の3人は、武蔵側に対し、聖連に抗う力があることの証明を求め、敢えて聖連側として相対を申し出る。聖連への服従か、ホライゾン救出か。武蔵の、そして極東の行く末を決める戦いが幕を開ける――!

【用語説明】

■東宮(とうぐう)
  皇太子のこと。

■還俗(げんぞく)
  一般人に戻ること。

■京(きょう)
  近畿に位置し、極東において不可侵とされている地域。

■帝(みかど)
  極東の支配者で不老者とされている。地脈の管理を担う存在である。

■相対(あいたい)
  学生間で行われる抗争のことで、手段は戦闘、討論など様々。
  学生が国家を代表しているこの世界では、相対は国家間の争いでもある。

■地摺朱雀(じずりすざく)
  直政の操る女性型の重武神。
  武神の破片を寄せ集めて作られており、直政の走狗が宿っている。

■走狗(マウス)
  術式を使用する際、神道の神と使用者を仲介する霊獣型デバイス。
  実体を持ち、重量もある。

■代演(だいえん)
  術式を使用する際、拝気を使用する代わりに神が喜ぶことや物を奉納すること。

■拝気(はいき)
  術式に使用される流体の消費量を示す単位。
  流体の最小単位である「エーテル」に換算すると3,600ATELL。
  体内外に蓄積することができる。

■外燃拝気(がいねんはいき)
  個人の体外に蓄積されている拝気のこと。
  各教譜の貯蔵槽に蓄積されており、奏者同士で共有したり、金銭で売買することが可能。

■冷面(レーメン)
  聖連がつけた、シロジロ・ベルトーニの通り名。

■封建騎士(ほうけんきし)
  封建制度に従う騎士のこと。

2011/11/09

第6話 『告白場の代弁手』

松平・元信の策略により、地脈炉の暴走で三河の地は消滅し、元信の娘であり三河君主の継承権を持つホライゾン・アリアダストは、その責任を負うため聖連によって自害させられることが決定した。P-01sがホライゾンであることを知り、三年梅組のメンバーは彼女を助けに行くかどうかの話し合いを始めるが、肝心のトーリは机に突っ伏したまま。そんな中、授業が始まり、オリオトライが出した課題は「私がして欲しいこと」をお題にした作文。そして、鈴の作文を浅間が代理で読み始めるが――。

【用語説明】

■パドヴァ教導院(パドヴァきょうどういん)
  K.P.A.Italiaにある教導院。

■総長連合(そうちょうれんごう)
  教導院において、軍事を担う組織のこと。

■P.A.ODA(ピーエーオーディーエー)
  極東の近畿〜東海を暫定支配し、戦国大名の織田家を名乗るオスマン。
  三河と同盟を結んでおり、現在は聖連を半脱退状態。

■地動説(ちどうせつ)
  K.P.A.Italiaのガリレオが使う異端術式。
  術をかけた相手を中心にしてガリレオ自身が高速移動する。
  その速度は天体の移動速度と同じであるため、見切ることは不可能に近い。

■機関部会(きかんぶかい)
  武蔵の機関部の人たちによる集まり。

■領主部会(りょうしゅぶかい)
  武蔵の各地を治める領主たちによる集まり。

2011/11/04

第5話 『月下の卒業者』

花火の正体は、三河の君主、松平・元信が仕掛けた地脈炉の暴走だった。まさに消滅せんとする三河の地で、世界に向けてその目的、そして大罪武装の正体を語り始める元信。そんな元信の野望を阻止すべく、聖連によって三征西班牙(トレスエスパニア)の"西国無双"立花・宗茂が送り込まれるが、その前に"東国無双"本多・忠勝が立ちふさがる。ぶつかり合う宗茂の大罪武装「悲嘆の怠惰」と、忠勝の神格武装「蜻蛉切」。末世を迎えた世界が、動き始める――。

【用語説明】

■エル・アゾゥル
  トレスエスパニアの航空用重武神。有翼で全長約10メートル。人が同化して操縦する。

■ガルシア・デ・セヴァリョス
  スペインにおいて郵政を民間で仕切っていた人物。

■ストライクフォーサー
  近接武術士。接近戦を得意とする戦士のこと。

■八大竜王(はちだいりゅうおう)
  大罪武装の所有者たちを指す俗称。

■悲嘆の怠惰(ひたんのたいだ)
  「悲嘆」を司る大罪武装。
  剣砲型で、通常駆動では刃に映した対象を割断する能力、超過駆動では広範囲を掻き毟るような強力な砲撃が可能。
  神格武装「蜻蛉切」は試作品である。

■重力制御(じゅうりょくせいぎょ)
  鹿角ら自動人形に備わっている能力の一つ。
  物体にかかっている重力を自在に操り、物を浮遊させたり、砲弾のように飛ばしたりできる。

■超過駆動(ちょうかくどう)
  正式所有者にしか発動できない、大罪武装の駆動状態。
  流体燃費は悪いが、各大罪武装特有の驚異的な能力を発揮する。

■通常駆動(つうじょうくどう)
  神格武装や大罪武装の駆動状態の一つ。
  流体燃費はいいが、攻撃力も低い。

■地脈統括炉(ちみゃくとうかつろ)
  地脈炉の中央統括炉のこと。

■エウアグリオス
  著書「修行論」で"八つの想念"について述べた古代エジプトの修行僧。

■焦がれの全域(こがれのぜんいき)
  「嫉妬」を司る大罪武装で、すべての大罪武装を統括する制御OS。

■上位駆動(じょういくどう)
  神格武装の駆動状態の一つ。より特殊で強力な能力を発揮する。

■立花・道雪(たちばな・どうせつ)
  立花・?の父親で、先代の"西国無双"。

2011/10/28

第4話 『夜天下の暗躍者』

三河で本多・忠勝、榊原・康政と再会した酒井・忠次。久しぶりに松平四天王が揃ったかと思われたが、そこに井伊・直政の姿はなく、酒井は井伊が"公主隠し"にあったのだと聞かされる。一方、武蔵のアリアダスト教導院では、トーリの告白前夜祭として幽霊祓いが行われていたが、突然、新名古屋城方面から謎の光の柱が立ち上り、祭りは中断。トーリの告白を前に、なにかが動き出そうとしていた――。

【用語説明】

■三河警護隊(みかわけいごたい)
  極東において、聖連から唯一許されている武装集団。その活動は防衛や警護のみに限られ、本多・二代が隊長を務めている。

■安芸(あき)
  瀬戸内に位置し、かつてのイタリアであるK.P.A. Italiaに暫定支配されている。

■公主(こうしゅ)
  神隠しのような現象"公主隠し"の原因と思われるもの。人間の可能性も?

■二境紋(にきょうもん)
  神隠しの一種である公主隠しが起きた現場に残される紋章。

■創世計画(そうせいけいかく)
  この世の終わりとされる「末世」を解決するための計画。三河の君主である松平・元信によるものだが、詳細は謎につつまれている。

■蜻蛉切(とんぼきり)
  神格武装の1つである特殊な能力を持った槍。刃に映すだけで対象を割断する能力を持つ。駆動状態により、物だけでなく事象なども割断することが可能。

■神格武装(しんかくぶそう)
  特殊な能力を持つ武装で、通常駆動と上位駆動の2段階でその能力を発動する。

■新名古屋城(しんなごやじょう)
  三河にある工房。4つの地脈炉とそれを制御する中央統括炉を有する。大罪武装もここで作られた。

■地脈炉(ちみゃくろ)
  地脈から流体を抽出し、燃料の一種である流体燃料を精製するための炉。

■流体(りゅうたい)
  この世界の空間を構成する要素で、あらゆる矛盾を許容する。

■エーテル
  流体の最小単位。

2011/10/21

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